埼玉県蕨市の古屋付き土地を売買した事例をご紹介します。この物件は、底地権者(地主)が借地権を売却したもので、成立までの経緯を説明します。 この物件は長年使用されていた建物が残っており、土地の売却について被相続人の時代より求められていました。
【背景】 今回の取引のきっかけは、別の物件を管理している賃貸会社からの紹介でした。その賃貸会社から、「底地権者(土地の所有者)より土地を売却したい」という要望がありました。
【アプローチ】 初回の打合せでは、賃貸会社を通じて底地権者と連絡を取り、面談の日程を調整しました。打合せ時に、借地権者のニーズや要望を詳細にヒアリングし、主な関心事項は、土地の評価とそのの妥当性についてでした。
【 提案内容】 底地権者のニーズを踏まえ、以下の提案を行いました:
1.価格の妥当性の説明:周辺の市場価格と比較し、提案価格が妥当であることをデータを交えて説明。
2. 地代について:一般的な地代より割安であること
3.先代より土地の売却についての話があったが、具体的な進展はなかった。
【 交渉プロセス】 交渉の過程では、借地権者からの価格交渉や引き渡し条件の提案に対し、売主側と協議しながら柔軟に対応し、双方にとって納得のいく条件を模索しました。特に、双方が先代より土地売買についての進展がなかったことより、今回は何とか進めたいお気持ちが強かったと感じました。
【成立のポイント】 最終的に契約が成立した決め手は、価格の調整と土地の現在価値についての詳細な説明でした。借地権者がこの物件の価値を理解し、納得したことが大きな要因です。
【まとめ】 今回の取引から学んだのは、顧客のニーズを的確に把握し、それに応じた柔軟な提案が重要であるということです。また、信頼できるパートナーとの連携が成功の鍵となりました。